終活を行う上で重要な部分を占めるのが遺言書でしょう。残された家族へのメッセージであるとともに、自分の希望や家族がケンカにならないように財産の分与等を示しておくために残しておくとよいものです。ですが遺言書が正式な物になるようにするためには、いろいろと手順が必要になります。まず知っておかなければならないのは、ビデオレターやパソコンなどで作った物ではダメだということです。遺言書は必ず自分で書かなければ無効になってしまいますので注意しましょう。また保管方法も大切です。せっかく書いたのにしまいこんで誰にも気がつかれなかったとなっては意味がありません。ですから確実に読んでもらうためには、弁護士や司法書士などに預けておくというのも一つの方法です。遺言書というのは何度も書き直すことができますので、終活として書いたけれどやっぱり他の内容にしたいと思いなおしても大丈夫です。一番最後にかいた物が有効になりますので、気軽な気持ちで書いてみるのもいいでしょう。